おすすめ車種 メルセデス・ベンツ

【2024年版】中古でおすすめのベンツ紹介!低予算で買える高級外車セダン、クーぺ、SUV

2024年9月5日

【2024年版】中古でおすすめのベンツ紹介!低予算で買える高級外車セダン、クーぺ、SUV

予算が限られてるけど、かっこいい車に乗りたい!

と思っている方は多いはず。こういう私も、家族がいるのであまり高い車をポンポン買い替えることも出来ないのですが、可能であればかっこいい車に乗っていたいと思って日々ネットで中古車を探す日々…。

そんな中でもかっこいい車の代名詞といえば外車!外車の中でもメルセデス・ベンツは有名なメーカーであるため、中古車でもとても人気があります。中古車でベンツに乗りたいと思っている方は多いのではないでしょうか。私自身、以前は中古で購入したベンツSクラスに乗っていた経験があります。

そこで今回は、私が調べた買って後悔しないベンツのモデルをご紹介します。ベンツは年式によっては故障が多く、多額の維持費を覚悟しなければいけません。しかし、モデルによっては故障も少なく、10年以上故障せずに乗り続けているような方もいます。

維持費を考えるならベンツCクラスがおすすめ

W206Cクラス
参照元:グーネット

ベンツを購入する際に、その車体価格も気になりますが、それよりも気になるのが維持費。大排気量の車は税金も高くなりますし、中古で購入した大型外車は車検費用も国産車に比べて非常に高くなります。

しかし、ベンツのCクラスは排気量も2,000cc以下(ハイオクモデルは1,500cc)で、尚且つハイブリッドエンジンを搭載しているモデルがあるため、とても経済的。

街乗りにちょうど良いサイズ感と排気量

ベンツCクラスは2021年から販売されている最新型のW206で

全長4,755mm
全幅1,820mm
全高1,435mm

というサイズ。セダンは全長が長く取り回しが難しいイメージもありますが、全長は国産セダンの代名詞であるクラウンの4,930mmよりも小さく、ホイールベースも2,865mmなので取り回しがしやすいセダンと言えるでしょう。街中でCクラスを運転されている方をチラッと見ると女性が多いのも頷けます。

車体のサイズ感もさることながら、Cクラスにはレーダーセーフティーやアクティブブラインドスポットアシスト(斜め後ろの車体を感知)、ステアリングアシストをはじめとした数々の安全性能がついているため安心してドライブを楽しめます。

Cクラスの排気量はディーゼルモデルが2,000cc

Cクラスには排気量2,000ccモデルと1,500ccモデルが存在しますが、これは燃料の違いによって排気量が変更されています。

Cクラスのモデル名はたくさんありますが、モデル名「C200アバンギャルド」のように「C200」で終わっているものはハイオク仕様のモデルです。このモデルは基本的に排気量が1,500cc以下。

中には「C220dアバンギャルド」のように「C200」の後に「d」がついているモデル名があります。この「d」はディーゼルエンジンである事を表しており、燃料もハイオクガソリンではなく、ディーゼル(軽油)になります。この燃料高騰の時代、ちょっとでも燃料代の安いディーゼルエンジンはありがたいですね。

Cクラスの購入を検討する場合、まず最初にハイオク車かディーゼル車か、どちらのモデルを購入するかを決めた方が良いでしょう。ハイオク車は高級外車らしい静かな乗り味が魅力ですが、ディーゼルエンジンの経済性やトルク感、燃費の良さも魅力です。

筆者としては経済的な面を考慮して購入するのであればディーゼルエンジンがおすすめ。燃料が高騰している昨今、ちょっとでも燃費が良く、燃料代が安いディーゼルタイプはお財布に優しいですね。せっかく購入したベンツで遠出する時も、ハイオク車に比べればガソリン代がの心配も和らぐでしょう。

燃費はカタログ値で12km/ℓ〜程度

外車というだけで燃費が悪いようにイメージされる方も多いのですが、Cクラスは意外にも燃費の良い車です。カタログ値にはなりますし、モデルによっても異なるのですが、だいたい12km/ℓ〜ほど走ります。

排気量2,000ccの同クラス国産セダンでもだいたい12、3km/ℓ〜程度の燃費が多いので、外車だからといって燃費が悪いことはありません。さらに、ディーゼルモデルは18km/ℓほどの燃費となっているため、非常に経済的な車と言えるでしょう。

Cクラスのミッションシフトは9速オートマとなっているため、変則段階の多さも燃費を向上させる要因になっているのかもしれません。国産車で6速オートマのセダンなどはミッションが弱ってくると高回転で引っ張ることも増えて燃費が悪くなりがちですが、Cクラスは細かく滑らかな変速を行うことで燃費向上にも役立っているようです。

スポーツ志向のアバンギャルドがおすすめ

ベンツをちょっとだけ調べた方はモデル名の後ろに「アバンギャルド」という名前がついているのを見かけたことがあるでしょう。Cクラスの中には何も名前がついていない「C180」と「C180アバンギャルド」「C200ローレウスエディション」など名前がついているモデルが存在します。

日本車の場合、モデル×グレード名で分かれていたりするのですが、ベンツの場合はモデル名の後ろにそのまま名前(グレード名)が続きます。

現在の中古車市場に多く出回っているのは「C180」や「C200アバンギャルド」のモデル。このアバンギャルドというのは、スポーツ志向のモデルであることを指します。

アバンギャルドというのはフランス語で前衛を意味し、先鋭的なイメージを表現しています。外装で一番わかりやすい違いは、グリルのデザインでしょう。古いベンツはボンネットの上のベンツマークのボンネットマスコットがありましたが、アバンギャルドはスポーツモデルに含まれるためボンネットマスコットではなく、グリル内に大きなベンツマークが装備されています。

ローレウスエディションはラグジュアリースポーツモデル

Cクラスのモデル名の中にはアバンギャルドではなく「ローレウスエディション」というモデル名の車もあります。ローレウスエディションというのは、アバンギャルドよりも高価な立ち位置となり、ラグジュアリー×スポーツを表現したモデルになります。

内外装にはAMGラインを装備しつつ、シートヒーターなど通常はオプションになる装備も備えているモデル。

AMGラインはレーシングエンジンモデルのサブブランドから

ベンツのモデル名によく見かけるAMG(エー・エム・ジー)というのは、レーシングエンジンチューニングメーカーの名前。AMGがチューニングしたエンジンでベンツのレーシングカーが優勝したことにより一気に人気になりました。

レーシング仕様というわけではないのですが、AMGモデルはベンツの各モデルの中でも一番スポーツスタイルに寄ったモデルと言えます。Cクラスの中では「C63AMG」のように排気量も全く違う(大排気量)モデルもあり、価格もアバンギャルドの1.5倍ほどします。

高級な本格的レーシングスポーツモデルを購入したい人はAMGモデルを探してみるのもありかもしれませんが、中古車市場の台数も少ない上に高級なので経済性を考えるのであればちょっとおすすめしにくいモデルです。

おすすめモデルはC200アバンギャルド(W205)

C200アバンギャルド
参照元:グーネット

ベンツの年式はW〇〇〇という形で表記されることがあり、このW205は2014年(平成26年)〜2020年(令和2年)に発売されたモデルです。平成後期から令和まで長年販売されてきたモデルとなり、中古車市場に台数も多くかなり人気のCクラス。

当時の新車価格は500万円越えですが、現在は走行距離1万キロ代の車体でも300万円前後で中古車市場に流れています。走行距離が4万キロ、5万キロを超えているような個体だと200万円台で販売されているものもあります。

格安中古車を探している方には少し高い金額かもしれませんが、憧れのベンツに長く乗ることを考えれば比較的お買い得と言える価格帯でしょう。国産の中古クラウンでもそれくらいの金額がするので、ベンツに乗っていたい方にとってはおすすめのモデルです。

中でもアバンギャルドは比較的安価に購入できるモデルなため、中古で購入するときにも色や装備などたくさん選択肢があって希望の1台を探しやすいですね。

根気よく探せるならC220dアバンギャルド(W205)

C220dアバンギャルド
参照元:グーネット

購入の時期などを極端に決めていないのであれば、C220dアバンギャルドもおすすめです。こちらは名前に「d」が付いている通りディーゼルモデル。燃料代も安く済みますし、そもそも車体の燃費が18km/ℓほどとかなり良いので、経済的な車です。

アバンギャルドなのでスポーツタイプのインテリア、エクステリアを装備しているモデルになります。昨今はエクスクルーシブモデル(高級志向モデル)よりもスポーツモデルの方が人気が高いため、これから乗るにもおすすめの見た目。

しかし、ディーゼルモデルは中古車市場でそこまでたくさん出品されていません。そもそもの台数はあるのですが、ボディカラーや装備品などの希望がある場合には、欲しい1台が出てくるまで根気よく探すしかないですね。

希望の1台が見つかれば、経済的で長く乗れる車になるでしょう。

他と違いを出したいならCクラスクーペ「C180 スポーツ」

Cクラスクーペ
参照元:グーネット

ベンツのSクラス、Eクラスにはセダンだけではなくクーペモデルが存在するのですが、Cクラスにもクーペモデルが存在します。天井から流れるように後ろへ繋がれたリアガラスと、セダンとは違い2枚ドアになっているのが大きな違い。

フロントからの見た目はセダンとあまり変わらないのですが、横から見るとお尻に向かって綺麗に萎んでいく流線型のデザインが特徴的です。さらに2ドアになっているため、セダンのおじさんくささが無くなり非常にスタイリッシュ。車体サイズも

全長4,700mm
全幅1,810mm
全高1,405mm

という感じでセダンタイプよりは少しだけ小さな作りになっています。そのため、車内空間は狭くなっており、後部座席はあるものの人がゆったりと座れるようなスペースはありません。2人乗りとして割り切った方が良いでしょう。

家族で出かけたり、4人乗車したりする機会がないのであればクーペモデルはすごくおすすめ。街中でもあまり見かけることがありませんし、ベンツマークのクーペは非常にカッコ良い。

しかし、新車価格がセダンタイプより100万円ほど高いことから、中古車価格も少しだけ高い設定になっています。走行距離2万キロほどの車体だと500万円越えで取引されている車体もあるので、ちょっとだけ予算が必要ですね。

車体価格は高いのですが、2024年現在の時点でCクラスクーペの新型は発表されていません。Cクラスセダンは2021年から新しいモデル(W206)が発売されていますが、Cクラスクーペは同年に新型は発表されませんでした。そのため、今中古車でCクラスクーペを購入しても古臭い感じが出ないのも嬉しいポイントですね。

経済的なSUVモデルならGLCがおすすめ

ベンツGLC
参照元:グーネット

昨今はSUVモデルが非常に人気で、国産車でもさまざまなSUVが販売されています。今までの大型フルサイズSUVではなく、最近ではコンパクト思考のSUVが大人気。そんな中、ベンツにもコンパクトSUVモデルが存在し、実は結構な人気車種となっています。それがベンツGLC。

ベンツの中でGが付くモデルはSUVタイプのモデルを表しています。一番有名なところではGクラス(ゲレンデ)がありますが、あの車はかなり大型のSUVになりますし、中古市場でも1,000万円以上で取引されている超高級車。なかなか手が出ない車です。

そんな中、Gクラス以外にもベンツにはGLA、GLB、GLC、GLE、GLSといったSUVモデルが存在します。Aが一番小さく、Sが一番大きいのはセダンタイプと同じ。中でもセダンで紹介したCクラスと同じようにGLCが様々な面でおすすめです。

街乗りしやすいサイズ感と低燃費

GLシリーズにはAからSまでありますが、一般使用を考えると日本ではGLCが最適でしょう。GLAは少し小さくて室内が狭いですし、GLSはかなりサイズが大きいフルサイズSUVなので住宅街での取り回しが大変かもしれません。

また、GLSはゆったりとした乗り味が魅力的ですが、そのサイズの大きさゆえに燃費も悪くなってしまいます。

Cクラスセダンよりも短い全長

GLCはベンツの中のクラス的にはセダンのCクラスと同じような立ち位置となります。そのサイズ感は

全長4,740mm
全幅1,890mm
全高1,605mm

とCクラスセダンよりも全長が15mm短くなっています。ただ、横幅は70mm広くなっているため、狭い道を走行する時や、車の横をすり抜けるときには注意が必要です。ランドクルーザーの弟車のような車であるランドクルーザープラドは横幅が1,885mmなので、ランドクルーザープラドと同じくらいの横幅があります。

全体的に全長は少しだけ短く、横幅が広い作りになっているのがGLC。その分、室内空間が広く作られており、大人が乗ってもゆったりとした乗り心地が魅力です。Cクラスに当たるモデルですが、大人数で出かけるときにも活躍する車でしょう。

ディーゼルモデルが標準なので経済的

セダンはガソリンモデル(ハイオク車)が標準モデルであり、ディーゼルモデルは一つ高級なモデルとなっています。Cクラスセダンの場合、ガソリンモデルの排気量は1,500ccでしたが、ディーゼルモデルは2,000ccであり、自動車税も少し高くなります。

しかし、GLCはディーゼルモデルが標準となっており、新車価格もディーゼルモデルの方が安くなっています。排気量もガソリンタイプと同じどちらも2,000cc。そのため中古車市場にもディーゼルモデルがたくさん流通しており、ディーゼルモデルだからこその販売価格の高騰もありません。

車体価格も他に比べると少し安く、ディーゼルエンジンなので燃料代も安くつきます。

燃費はカタログ値で15km/ℓ〜18km/ℓ程度

SUVモデルは車体が大きく重たくなるため、どうしても燃費が悪くなりがちです。国産SUVで一番有名といっても過言ではないであろうトヨタのランドクルーザーですが、その燃費は8km/ℓほど。つまり、ランドクルーザーと比較すると2倍ほどの燃費を誇るのがベンツのGLCです。

スタイリッシュなGLC220dクーペ(C253)がおすすめ

GLCクーペ
参照元:グーネット

GLCもCクラスセダンと同じように普通の4ドアモデルとクーペモデルが存在します。通常モデルは一般的なSUV車と同じような形をしているのですが、クーペモデルは後部が天井からテールランプへ流線型に流れるようなボディの作りとなっています。SUVでありながらクーペスタイルなので、スポーティな印象があるモデルです。

新車価格だと、クーペモデルは通常モデルよりも40万円〜50万円ほど高い(通常モデルが750万ほど、クーペモデルが800万ほど)価格設定となっています。価格でいうと5%ほどの差がでています。

しかし、中古の場合はさらに価格差が開いている印象です。通常モデルの2万キロ走行くらいの個体が250万円ほどで売買されているのに対し、クーペモデルは300万円以上します。同じくらいの走行距離、色でもクーペモデルの方が20%〜30%ほど高い価格です。

2023年にはモデルチェンジされてしまいましたが、ここで紹介しているのは2022年までのモデルです。2023年モデルからフロントライトやテールランプのデザインが少しだけ変わりましたが、2022年までのモデルでも十分新しい印象です。

THE ベンツを楽しみたいなら中古Sクラスがおすすめ

ベンツSクラス
参照元:グーネット

メルセデス・ベンツといえばこのモデルでしょう。Sクラスはベンツの一般乗用モデルの中でも最大サイズのセダンであり、走っている風格は「THE ベンツ」といった感じ。モデルチェンジを繰り返しているものの、常に最新鋭の大型高級セダンといえばベンツSクラスと言われるほど。

新車価格は1,500万円を超え、全長5mを超える大迫力ボディは走っているだけでも「ベンツだ。」と分かるほどのオーラを発しています。ベンツが好きな人は一度は乗ってみたいモデルなんじゃないでしょうか。

新車ではなかなか手が出ない車ですが、中古車市場には意外と溢れている個体です。台数も多いため、割と安く購入することが可能。中古でも大型セダンが欲しいという方にはおすすめの車種です。

多彩なエンジンモデルと意外な燃費性能

Sクラスには様々なモデルが存在します。S450dやS500ロング、S600ロングなど。さらに、それぞれに異なったエンジンが搭載されているため、排気量も2,142cc〜5,980ccまで様々。

Sクラスというとその車体の大きさから燃費が悪く維持費のかかる車と思ってしまいがちですが、ちゃんとモデルを厳選すれば意外と手を出しやすい車なのです。

2,000ccのディーゼルモデルは燃費も優秀

あの大きな車体サイズからは想像しにくいのですが、Sクラスの中にはS300hというディーゼルモデルが存在します。排気量は2,142ccという表記なので2,500ccクラスの自動車税に収まりますし、その燃費は脅威の20.7km/ℓ。あの大きな車体でリッター20km以上の低燃費を実現しているモデルなのです。

さらにディーゼルエンジンなので、燃料代もハイオク車に比べるとかなり経済的。モデル名の後ろに「h」がついているものはハイブリッドモデルなので、街乗りでも安心して毎日使える車です。

また、それ以外にも3,000ccモデルや4,600ccモデル、6,000ccモデルなどが存在します。モデル名の「S〇〇」の数字部分が登録されている排気量だと思っている方もいるようですが、必ずしも排気量を表している数字ではないので注意が必要です。実際の排気量はちゃんと車のスペックを見て確かめましょう。

ボディサイズは標準サイズとロングタイプの2種類

Sクラスは他のモデルと違い、同じSクラスでもボディサイズの違うモデルが存在します。モデル名に何も記載がないものは標準サイズですが、「ロング」の記載があるものはロングサイズを表しています。

最新型Sクラスの標準サイズのボディサイズは

全長5,180mm
全幅1,930mm
全高1,505mm

となります。標準サイズであっても全長は5m超え、幅はほぼ2mあります。乗用タイプのセダンでは最大級でしょう。しかし、ロングボディのサイズは

全長5,290mm
全幅1,930mm
全高1,505mm

となっており、全長が110mm長く設計されています。単位がmmなのでぱっと見でイメージしにくいかもしれませんが、全長が11cm長く設計されていることにより、室内空間も少しだけ広くなっています。

最大級セダンでゆったりと運転したい方はロングタイプの中古車を探してみても良いかもしれません。ただ、ロングタイプは新車価格も標準サイズと比較して20%ほど高くなっているため、中古車市場でもあまり値下がりしていない印象です。

現実的に乗るならW222 S300h

ベンツSクラス
参照元:グーネット

様々なモデルが存在するSクラスですが、一般的な街乗りで使用するのであれば2020年まで販売されていたW222モデルのS300hを狙うのが良いでしょう。W222 S300hは2016年に発売されたモデルですが、見た目は上の写真と同じで、まだまだ古臭さは感じられません。

大きなボディには似つかわしくない2,142ccという低排気量で、なおかつディーゼルエンジンを搭載しているモデル。カタログ値にはなりますが、燃費も20.7km/ℓとかなり優秀な数値を出しています。

20km/ℓというと、国産のコンパクトカーと同程度の燃費です。さらに燃料はディーゼルなので燃料代も抑えられます。Sクラスというビッグサイズセダンでありながら、かなり経済的な車。

また、S300hにもロングボディタイプが存在します。これも同じく2016年に発売されているので、「維持費などの経済面が気になるけど、とにかくでかいセダンに乗りたい。」という方にはおすすめの車種です。

ただ、やはり人気車種には違いないため、S300hロングはなかなか中古車市場にも出てきません。根気よく探すしかなさそうですね。

中古のベンツが人気の理由

中古のベンツが人気の理由

日本で外車といえばベンツというほど、ベンツは人気の輸入車です。JAIA(日本自動車輸入組合)が発表している輸入車新規登録台数を確認しても、常に1位はメルセデス・ベンツ。中古車市場にもたくさんのベンツが出品されていますが、そもそも輸入車として1番売れているのがベンツ。

外車の代名詞と呼べるほどの分かりやすさ

何と言っても人気の理由はこれに尽きるでしょう。あのベンツマーク(スリーポインテッド・スター)を見ただけで「あ、ベンツだ。」と口にしてしまうほど分かりやすい高級外車。車が好きな男性だけではなく、女性でもベンツは知っていると言う方が多いはず。

外車に乗りたいと考えている方の選択肢として必ずと言って良いほど入り込んでくる車種だからこそ、これだけ中古市場でも人気が出ている車種です。

近年モデルの耐久性の高さ

外車は壊れやすいと言われる方もおられますが、最近のベンツはそこまで大きな故障をしないようです。W140と呼ばれるカクカクのベンツはよく故障する外車の代表例のような車ですが、最近のベンツ(W222以降)は故障も少ないのが現状です。

さらに、日本国内で一番売れている輸入車であることから、もし故障したとしても昔のように驚くほど高い修理費用はかかりにくくなってきています。昔は修理パーツ自体が存在しないため、修理部品を輸入する必要がありましたが、今となっては普通に街の板金屋さんでも仕入れているくらい一般的になりました。

中古車が値落ちしやすい

ベンツは新車だと1,000万円を超すほどの高級車ですが、中古車になると一気に値落ちします。新車価格は1,500万円するような超高級車であるSクラスでも、型遅れの中古車なら走行距離にもよりますが200万〜300万ほどで購入できてしまいます。

  • 故障しやすい
  • 修理費用が高い
  • 維持費が高い

と言う印象から、ただ単に中古車を購入する目的だけの人からは目を向けられない車です。車屋さんとしてもベンツが下取りに入ってきた時には、多少値段を下げてでもすぐに売ってしまいたいと言っていました。

ただ、ベンツが欲しい人からすればこれは大きなメリット。SクラスやGLSなど大型で高級な車は新車ではなかなか手が出ませんが、中古なら買いやすい値段になっています。

中古ベンツ購入の際に気をつけておきたいこと

中古ベンツ購入の際に気をつけておきたいこと

これだけ人気なベンツですが、やはりドイツ車特有の故障というものはあります。日本車だとあまり故障しないようなところが故障することもあるため、しっかりとした点検が必要です。

さらにモデルが多岐に渡るため、中古の場合は希望のモデルを探す苦労もあるでしょう。維持費はなるべく抑えたいと思っていたのに、同じCクラスでもハイオク車の大排気量モデルを購入してしまったのでは維持が大変です。

オイル漏れ

ベンツはオイル漏れしやすいメーカーです。これはドイツと日本の気候の違いがあるのかもしれませんが、パッキンやゴム周りの部品が劣化しやすい傾向にあります。

タペットカバーやオイルパン、パワステホース周りからオイル漏れが起きることが多々あります。素人がずっと乗り続けているとオイル漏れに気づかない可能性もあり、そのような場合にはエンジンのオーバーヒートやパワステ自体の故障に繋がるので注意が必要。

また、オイルが滲んでいるだけの場合に放置してしまうと、周囲のゴム製部品を劣化させたり、電装系部品をダメにしてしまって二次災害につながる恐れもあります。ただのオイル漏れならすぐ直せたのに、放置して他の箇所へ悪影響を及ぼしてしまったことが原因で大きなトラブルに繋がる可能性もあります。

ベルト類の摩耗

車はエンジンで回した動力をベルトを通じて各箇所へ伝達しています。エアコンなどの電装部品に関しても、ベルトが回転することによって動力を繋いで稼働しているのが車の内部。

もちろんベルトもゴム製部品なので劣化してしまいます。上でも述べたように、ベンツはこのゴム性部品が国産車に比べて弱く、劣化のスピードが早いです。

摩耗しているだけなら異音程度で済むかもしれませんが、もしベルトが切れてしまうと走行不能状態に陥ってしまう可能性もあるため、なるべく早めの対処が必要。ちょっとでも異音がした時には車屋さんで点検してもらいましょう。

ベルトが摩耗してくると、キュルルルと言う音や、キーと言う音、カタカタと言う振動音が鳴るケースがあるので、気になる時には早めの対処が必要です。

足回りゴムブッシュの劣化

車のタイヤはショックやアームと呼ばれる部品で固定されています。走行時の振動を和らげる働きがあり、段差に乗り上げた時にちゃんとタイヤを上下に稼働させるような役割をしている部品です。

アームという名の通り、数本の手のように車体から伸びてタイヤを固定するハブ(ナックル)を支えています。走っている時にはそれぞれの手が稼働することによって、タイヤが衝撃を吸収しながら安定した乗り心地を保てているのです。

アームが稼働するということは、稼働するための関節が存在します。金属製部品をそのままボルト留めしたり溶接してしまうのでは稼働しません。そう言った関節部分にはゴム製のブッシュと呼ばれる部品が使用されており、このゴムが劣化します。

劣化したゴムブッシュはアームやショックの稼働に影響するだけではなく、内部に入っているグリスを飛散させる可能性もあります。グリスがなくなった関節部分は高温になり、最悪の場合は折れてしまうのです。

足回りは車を支えている大事な部品であるため、ちゃんと点検して悪い部分は修理してもらいましょう。

警告灯の点灯

ベンツは数々の最新技術が搭載されている車です。最近では自動運転にも力を入れており、コンピューターでなんでも制御してしまいます。古いモデルであってもブレーキパッドの摩耗、ヘッドライトの位置異常、タイヤの空気圧減少などをコンピューターで拾って運転席のパネル上に表示していました。

これだけコンピューターで制御している車だからこそ、少しエラーが起きると警告灯が点いてしまいます。本当は異常がない場合でも、警告灯コンピューター側のエラーで警告灯が点いてしまうケースも多々あるのです。

警告灯のコンピューターは各箇所に設置されているセンサーから信号を受け取って表示する仕組みです。警告灯が表示された時には本当に対象箇所が故障している場合もあれば、そのセンサーが誤作動している場合もあります。

警告灯が点いている車は車検に通りませんし、ちゃんと解消しておく必要があります。ベンツは専用のテスターを使用して故障箇所の診断、解決をしていかなければいけないので警告灯のエラーはちょっとした故障トラブルの元になります。

ナビの故障

ベンツには純正ナビが搭載されているのですが、そのナビシステムにエラーが発生して使用できなくなるような故障も報告されています。

単純にナビが効かないだけならまだしも、メディア全てが使用できなくなる場合もあり、そうなるとCDも聴けませんし、テレビ、ラジオ等も使用できなくなります。音楽が聞けない車内というのはちょっと物足りない空間ですよね。

ナビシステムの修理は予想以上に高額。ディーラーだと80万や100万の修理費用がかかったケースもあります。ナビシステムのユニットを丸ごと交換することになるので、修理費用というよりはナビの購入費用となるため高額になってしまいます。

中古ベンツを購入するなら、2016年以降の低排気量モデルがおすすめ

中古ベンツを購入するなら、2016年以降の低排気量モデルがおすすめ

中古で経済的にも安心できるベンツを購入したいなら、2016年以降のモデルがおすすめです。SクラスであればW222モデルから、CクラスであればW205モデルあたりが故障も少なくおすすめ。

気に入った車を見つけたなら長く乗りたいものです。故障のリスクはもちろんありますが、どの車種、モデルにするかも慎重に選びましょう。国産車の場合は同じ車種であればグレードで内装や外装が多少違う程度かもしれませんが、ベンツの場合は同じCクラスであってもエンジンから燃料まで大きく異なります。

個人的には、初めての中古ベンツであればW205のC200アバンギャルドがおすすめ。維持費も安く済みますし、セダンタイプでベンツらしさを感じられる一台です。もしくはちょっと外車のスポーティな走りを楽しみたい方はCクラスクーペもおすすめです。

新車ではなかなか手が出ない高級外車ベンツ。中古だったとしても気に入った一台を見つけて、長く乗れる相棒を作りましょう。

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クルマカウンシル

自身が過去に車を10台以上乗り換えてきた経験をもとに、車を高く売却して安く購入するコツをご紹介しています。好きな車を無理なく購入して、カーライフが楽しめる情報を発信しています。

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