事故車・不動車を売る

事故車でも大丈夫!事故車を買取に出す時の流れとおすすめの方法

2024年8月31日

事故車でも大丈夫!事故車を買取に出す時の流れとおすすめの方法

「車を売却したいと考えているけど、実は事故車なんだよな。」と悩んでいる方は多いはず。事故車といってもすでに修理して綺麗になっているものだけでなく、事故をして壊れたままにしている人もいるのではないでしょうか。

一般的に壊れているような事故車だと買い取ってもらえないと思われるかもしれませんが、そんなこともありません。修復歴が付いている車、事故をして壊れている車でも買い取ってくれる買取業者は存在します。

今回はそもそも事故車とはどのような車が該当するのか、事故車を売る時の流れ、高く買い取ってもらうため(手元にお金を残すため)のコツについてご紹介します。

車買取業界でいう「事故車」とは

事故車というのは、車の骨格部分に対して損傷があったり、修復した履歴がある車のことを指します。事故を起こした車を事故車と呼ぶのではなく、大きな事故で車の大事な部分に損傷が起きた車のことを事故車と呼ぶのです。

主にフレームやフロア(床)、ルーフパネル(天井)など、取り替えの効かない箇所が損傷していたり、修復を施していたりするものが事故車と呼ばれる部類に入ります。

事故車は車の骨格に当たる箇所に何らかの損傷が起きた車になるため、買取店としては敬遠される傾向にあります。通常個体よりも買取価格が低くなってしまうことは避けられません。

しかし、あなたが事故車だと思っていても事故車に当たるケースと、事故車とは判断されないケースがあります。中古車市場でいう事故車とは、事故などにより車の骨格に対して修復を行なっている車のことを呼びます。

事故車となるケース

上でも述べたように、事故車とは車の骨格部分に対して損傷、あるいは修復を行なった履歴がある車のことを指します。車の骨格部分というのは

事故車となる修復箇所

  • フレーム
  • フロア
  • トランクフロア
  • クロスメンバー
  • ルーフパネル
  • インサイドパネル
  • ダッシュパネル
  • ピラー
  • ラジエーターコアサポート

の9箇所を指します。これらのパーツ名は聞きなれないものかもしれませんが、車の車体でかなり大事な部品です。ネジで取り付けられているものではなく、車本体として溶接して組み付けられているようなパーツばかり。

上記は車の骨格に当たるパーツなので、それらが曲がっていたり損傷していたりすると正常な走行に対して支障をきたしてしまいます。事故車というのは見た目に事故をした履歴があるものではなく、走行に対して正常かどうかという判断になるのです。

こういう修復歴のある車は買取査定の時には大きく減額される傾向にあります。しっかりと見た目には修理されていたとしても、修復歴あり(事故車)の場合には買取価格が減額となります。

骨格部分に損傷があると正常に走らない可能性がある

上のようなフレーム、フロア、パネルに損傷がある場合、

  • ハンドルはまっすぐなのに車が真っ直ぐ走らない
  • なぜか片側だけタイヤが早く摩耗する
  • カーブの時に車体がグラグラする

などの不都合が生じる可能性があります。

車を人間に例えてみれば分かりやすいのですが、仮に身体の中心となる背骨が左右どちらかに曲がっていたとします。目隠しをした状態でまっすぐ歩いてもらったらどうなるでしょう?

身体の中心にズレがあるのでまっすぐ歩いているつもりなのに右に寄ったりしてしまいます。背骨が曲がっていると重心も崩れてしまうので、履いている靴の片方だけが早く靴底が減ったり、靴の外側(内側)だけ靴底が早く減ってしまったりします。

これと同じように、車も骨格部分に当たるフレーム等に異常があると、正常な動作をしてくれずに事故の元になりかねません。

事故車とならないケース

多くの方は事故を起こしたり、車をぶつけたりして修理すると事故車扱いになってしまうと思いがちですが、実はそんなことはありません。上で述べたように中古車業界でいうところの事故車というのは修復歴ありの車のこと、つまり車の骨格に当たる部分を損傷したり修復したりしている車のことです。

なので、それ以外の部品に対して損傷があったり、修復を行なっていたりしても事故車としては扱われないのです。仮にエンジンがオーバーヒートして載せ替えていたり、ドアを思いっきりぶつけて修理したりしていても事故車としては扱われません。

  • フロントバンパーを交換した
  • ライトが割れて交換した
  • ボンネットが損傷して修理した
  • ドアをぶつけて修理した

など、こういった車は修復歴あり(事故車)ではなく、修理歴がある車として扱われます。一般的には修理歴があったとしても綺麗に直っていれば買取査定額にはさほど影響しません。しかし、事故車ではなくとも、車が水没していたり、駆動系にガタが出ていたりすると買取価格はもちろん下がります。

中古車業界でいうところの事故車(修復歴あり)に当たるかどうかは、車の骨格部分に対しての損傷や修復があったかどうかだけで判断します。

事故車は告知義務があるが、それ以外は告知義務なし

もし購入した中古車がまっすぐ走らなかったり、タイヤが急激に摩耗する状態だったり、曲がる度にガタガタ鳴っていたららどうでしょう?すぐに購入した車屋さんに連絡して見てもらうんじゃないでしょうか。もし修復歴がある車だった場合、その時の損傷(修復)が原因だと考えられるでしょう。

原則として、中古車販売店は事故車(修復歴ありの車)は購入前に告知をして販売しなければいけません。もし修復歴のある車を販売するときに修復歴を告知せずに販売すると、後から思わぬトラブルにつながる可能性もあるからです。

しかし、事故車に当たらない車の修理歴に関しては告知の義務はありません。もし中古車を購入された方から何かしらの不具合を訴えられても、事故車を売りつけられたこととはならず、購入者が売買契約を破棄したりすることは出来ません。

事故車(修復歴あり)を買取してもらう時の流れ

もし事故車(修復歴ありの車)であったといても、買取に出す時の流れは一般の中古車と何ら変わりません。中古車買取を行なっている街の車屋さんか、インターネット上の買取査定サイトへ買取査定の申し込みをすれば通常通りの流れで買取してくれます。

事故車を買取依頼に出す際には善意として、その車に修復歴がある場合は買取に出すときにその旨を伝えておいた方が良いでしょう。後から修復歴が見つかってやり取りをするより、最初から修復歴のある事故車だということを伝えて買取査定してもらった方がスピーディに取引が進みます。

中古車買取店へ持ち込む

事故車であっても売却したい時には通常通りの流れで買取店へ持ち込んでみましょう。中古車買取店へ持ち込んで買取して欲しいことを伝えてばスタッフの方が対応してくれるでしょう。

  • 車種の確認
  • 車検証の確認
  • 外装の確認
  • 内装の確認
  • その他走行に対しての不具合確認

などをして買取価格を提示してくれます。その際、車の購入時期や大きな事故がなかったかなどを確認されることもあるため、事故車(修復歴あり)であることを伝えておく方が良いですね。

買取店は修復した箇所の確認をした上で買取価格を提示してくれます。もちろん買取価格は通常よりも下がりますが、後々トラブルになるよりは最初にちゃんと伝えておく方が良いです。

インターネットから買取店へ申し込む

最近は街の車屋さん(中古車買取店)へ直接車を持ち込むよりも、インターネットの車買取サイトから買取査定へ申し込む方がメジャーです。

街の車屋さんだと買取対象車種(メーカー、車種)について専門的な知識がない方が査定する場合もあり、買取査定に時間がかかる可能性もあります。直接顔を合わせてコミュニケーションを取らないといけないので、買取価格が希望額に達しない場合に断りにくいこともありますね。

その点、インターネットで展開している買取サイトならばインターネットから申し込みがあったタイミングでその車種について知識を持ったスタッフが対応してくれるケースが多いです。そのため、適正な買取価格が提示されやすく、高く買い取ってくれる可能性が高くなります。

また、基本的に初回見積もりはインターネット上のやり取りだけで完結します。フォームから車の状態を送信し、その買取査定見積もりがメールで送られてくるような仕組みがほとんど。で、実際に買取に進む時には家まで買取業者が本見積もりに来てくれるような形です。

ある程度の買取価格を確認した後、希望の買取額に近ければ本査定してもらう流れになるため、街の買取店よりも高く売れる可能性が高くなります。

修復歴があるかどうかは隠してもバレる

買取に出す際に事故車(修復歴あり)だと買取価格は下がります。そのため、事故車であることを隠したまま買取に出す方も中にはいるかもしれません。しかし、事故車(修復歴)かどうかは買取業者の調査ですぐにバレてしまいます。

事故車(修復歴)は自己申告しなければいけない

事故車を買取に出す場合には、修復歴があることを自己申告しなければいけません。

物の売買には契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)という法律があり、欠陥がある物を販売する際にその欠陥を隠した状態で販売するとその後のトラブルに対して責任を負わなければいけないという法律です。

この契約不適合責任はお店だけではなく、あなた個人の中古車売却にも適用されます。もし契約不適合責任であると認められた場合に売買契約そのものが破棄されることはもちろん、もしその車が修復歴が原因で事故を起こしたりした場合にあなたが責任を負う可能性があります。

欠陥を隠して事故車を買取店へ販売するという行為は違法なので、くれぐれもそういった売却をしないように注意しましょう。知らなかったでは済まされない大きな罰が下る可能性があります。

点検記録簿に記載されている

点検記録簿というのは、12ヶ月、24ヶ月の点検内容を記録している書類です。この書類の中に事故修復歴が記録されている場合があるため、修復歴が気になる方は点検記録簿を確認してみると良いでしょう。

点検記録簿が保管されている場合、車検証などと一緒にダッシュボードの中に入っているはずです。しかし、点検記録簿というのは法律的に保管が義務付けられているものではないので、車によっては保管されていない場合もあります。もし無い場合は車屋さんに確認してみましょう。

査定時に細部をチェックされる

中古車買取店・販売店としても事故車(修復歴あり)と知らずに次の顧客へ販売してしまうと大変なことです。売買契約自体を破棄されたり損害賠償を求められてしまう可能性も大いにあるため、買取業者は事故車であるかどうかを査定の際にしっかりチェックしています。

  • ボディパーツの隙間のズレ
  • フレーム周りの溶接跡
  • パーツの左右対称性
  • 修理痕、塗装痕
  • トランクのフロアパネル

などから修理歴、修復歴の有無を確認しています。事故車(修復歴あり)となるのは車の骨格部分であるフレーム等を損傷、修復している車なので、単純に外装を塗装修理しているかの確認などではなく、フレーム周りを再溶接していないか、矯正していないかを確認します。

事故車(修復歴あり)の買取価格相場

もちろん、事故車は通常の車体よりも買取価格は低くなります。一度修復しているということはそれだけ故障リスクも高くなるためです。その時には完璧に直したはずでも、その後に使用していると修復箇所に何かしらの不具合が生じることがあるのです。

事故車の買取価格相場は一概に言えない

事故車の買取価格が低くなってしまうのは事実ですが、「修復歴無しの車体と比較して〇〇%下がる」と一概に決めることは出来ません。

車の買取査定額は修復歴があるか否かだけで決まるものではなく、全く同じ車種、車体色、年式、グレードの車であっても

  • 外装の状態
  • 内装の状態
  • 走行距離
  • 各種消耗部品の状態

などによって大きく異なります。さらに、その買取業者として需要がある車種かどうかによっても異なります。まずは中古車買取店に確認してみると良いでしょう。

特に事故車(修復歴あり)の場合は適正な買取価格を出してもらうため、何件も多くの買取店へ査定してもらうのがおすすめです。修復歴をどう捉えるかは買取店によって異なるため、同じ状態でも店舗によって買取価格が大きく異なります。

大抵の場合、通常車体の50%が目安

明確に事故車だから通常車体よりも〇〇%下がるとは言えませんが、相場を見てみるとだいたい通常車体の50%程度の価格が多いようですね。

自分に過失のない事故の場合、保険を使用する

信号待ちで後ろから追突されたり、停めていた車に衝突されてしまった場合など、自分では防ぐことの出来ない事故もありますね。自分には落ち度がないのに、その事故のせいで車の骨格部分に損傷が生じてしまった場合、その車は事故車になってしまいます。

事故車(修復歴あり)になってしまうと買取価格は大きく減額される可能性があります。自分に過失が無いのに相手のせいで買取価格が下がってしまうのは納得できないでしょう。事故被害者であり車の価値まで下がってしまうのは経済的損失と言えます。

そんな時には日本自動車査定協会で「事故減価額証明書」を発行してもらいましょう。もらい事故で修復歴がついた場合、その評価損を保険会社に対して請求することができます。どのような事故であったのか、どれくらい価値が下がってしまうのかを適正に判断してもらうため、事故減価額証明書があると保険請求で有利になります。

と言っても、この評価損を絶対に保険会社が保障してくれるわけでは無いため、もらい事故を受けた場合には、まずは事故減価額証明書を発行して保険会社へ連絡してみましょう。事故減価格証明書の申請には

  • 車体
  • 自動車検査証
  • 自賠責保険証
  • 整備手帳等
  • 取扱説明書等
  • 修理見積書の写し

が必要なので準備しておきましょう。また、事故減価額証明書は有料です。排気量によって費用が異なり、軽自動車と小型車は7,150円から、普通車は9,900円からとなっていて、大型になると約2万円ほどかかります。

事故車(修復歴あり)を高く売却するために

事故車は通常の車両に比べて買取価格が下がってしまうことは前提として、それでもなるべく高く売却したいと考えるのが普通でしょう。ここでは事故車を少しでも高く売却するために出来ることをご紹介します。

買取のために修理には出さない

既に修理されている事故車の場合はしょうがないですが、現状どこかに不具合があって売却する場合にはわざわざ修理には出さない方がおすすめです。これは修復歴が付くような大きな修理だけではなく、ちょっとした傷の補修も同じです。

もちろん、修理されている方が買取価格は多少高くなります。しかし、そもそも修理するために修理費用がかかりますし、修理済みの買取価格が未修理の買取価格を超えることはあまり考えられません。修理をしても買取価格が修理費用以上に高く上がることはないのです。

実際にアウディA5を修理してから売却してみた

実際、筆者の友人がアウディA5を中古買取に出したのですが、買取査定に出す1ヶ月前に左前面をポールにぶつけてしまっていました。「そろそろ売るから、綺麗にしておいた方が高く売れるだろう。」とバンパーとヘッドライトを交換。合計25万円ほどで修理してもらいました。

中古車市場がまだ高くなっていない時期だったので、車両の買取価格は80万円ほど。「実は最近バンパーとヘッドライトを交換してるんですけど、もし交換していなかったらいくらくらいでした?」と聞いてみたところ、「変わっても5万円〜10万円くらいですかね。」との回答。

私たち個人が車を修理してもらう際に、その修理費用には

  • 部品代
  • 作業工賃

が含まれています。しかし、車屋さんが自分で修理する場合んは作業工賃はかかりません。純粋な部品代だけで修理が可能なのです。

そのため、わざわざ個人が修理してから売却しても、買取価格に上乗せされる金額より修理代がお得になることはありません。

販売価格相場を確認しておく

高く売りたい場合は事前にインターネットで販売価格相場を確認しておきましょう。あなたが売りたい車は事故車(修復歴あり)かもしれませんが、修復歴のない車体の場合にどれくらいで売買されているかを確認しておくのもおすすめ。

これはネットのオークションサイトや中古車販売サイトで確認できます。有名なところで言うとカーセンサーグーネットは車の販売サイトとして信頼できるでしょう。メーカー、車種、グレード、年式、走行距離など様々な条件で検索が可能なウェブサイトです。

中古車買取に出したい場合、まずは中古車販売サイトで自分の車がどれくらいの価格で売買されているのかを確認しておきましょう。買取価格ではなく販売価格ですが、実際にどれくらいの相場感で販売されているかを確認しておくと買取希望額を決める準備もできますね。

買取価格相場を調べる

もちろん、中古車販売価格だけではなく買取価格の相場も調べておくべきです。と言っても買取店へ持ち込んで買取査定をしてもらうと、対面で人とコミュニケーションを取らなければいけなく、そのお店で売却する流れに持っていかれる可能性がありますね。なので、可能であればインターネット上の買取査定サイトを利用した方が安心です。

買取価格をまとめているようなウェブサービスはないため、まずはインターネット上の買取査定サイトで買取査定に申し込んでみましょう。一般のお店と違い基本的にはメール等でのやり取りになるため、直接話をする必要もありません。

必ず相見積もりを取る

通常の車売却でもそうなのですが、事故車を売却する場合は必ず相見積もりを取りましょう。数社の買取店へ買取査定見積もりしてもらい、一番高い金額を提示してくれる買取業者を探すのが大事です。

全く同じ車体、状態でもお店によって買取金額は大きく異なります。実は買取業者はお店によって得意な車種というものがあります。これはその車種に専門的で詳しいスタッフが在中しているという意味もありますが、その車種に対して需要があるかどうかも関係しています。

冬に雪が降る地域ではSUV系の車体は高く売れるでしょうし、車が一人一台必要となるような地方なら軽自動車でも需要が高くなるでしょう。そういった地域の特徴もあるため、買取店によって同じ車でも買取価格はバラバラ。

特に事故車の場合は、買取店がその後にどこに車を流していくかによって買取価格が大きく異なります。そのため、売却する時には数社に相見積もりを取ることが必須。

一括買取査定に申し込む

自分で何社も訪問して買取見積もりを出してもらうのは大変です。車でウロウロ回って査定してもらうのは時間もガソリン代もかかりますし、さらに先ほどの例のように別の県の買取店じゃないと高く買い取ってくれない可能性もあります。

そこで、インターネット上の一括買取査定に申し込むのがおすすめです。一括買取査定サイトに一度情報を入力すれば、自動的に数社に買取査定してもらうことが可能です。あなたはその中から一番高い買取価格を提示してくれた業者とやり取りをするだけでOK。

買取に出すために何件も店舗を訪問している時間がない人はもちろん、なるべく他人と話をしたくない(コミュニケーションを取りたくない)人にもおすすめです。一番高い金額を提示してくれた買取店へ売却できるので、自分で買取店を探すよりも高く売却できるでしょう。

そう言ったインターネット上で活動している買取店の中には事故車を積極的に買い取っている業者もあるため、そう言った業者が参加してきてくれるとラッキーですね。

事故車・廃車専門の買取業者へ買取してもらう

実は買取店の中には事故車や廃車を専門的に扱っている買取業社もいます。

事故車を買い取ってその車を日本国内で普通に中古販売するのではなく、海外へ流すのです。国内では事故車で価値が下がる車体かもしれませんが、海外では需要が高く「日本車」というだけでみんなが欲しがるような車はたくさんあります。

そう言った海外へのルートを持っている業者であれば、他の買取業車よりも高く買い取ってくれる可能性があります。事故車で買取が安くなると思っていたけど、予想外に海外では需要が高かったりします。

また、廃車を専門に扱っているような買取業車もいます。廃車とは公道を走行できないような壊れた車のことです。主に車を解体してパーツごとに分けて転売しているような稼ぎ方をしています。

事故車(修復歴あり)であることが原因で極端に買取価格が低くなる場合、廃車専門業車に売却することもおすすめです。”車”としては価値が低いかもしれませんが、パーツごとに分けると思ったより高い金額で売れる可能性も全然あります。希少でパーツ価格が高いような車体の場合、車として売ってしまうよりパーツにバラした方が高く売れます。

筆者の経験談:クラウンをパーツでバラ売り

筆者も、10年以上前に古いクラウンを売却する際、中古車販売として売却するのではなくパーツとしてバラ売りで解体業車へ売却しました。車体自体はとても古く修復歴もあったので、中古車買取店での買取価格として提示されたのは10万円。

しかし、廃車専門の解体業車へ持ち込んだところ、

  • 運転席周りのウッドパネル:1万円
  • 純正本革シートとドアパネル一式:5万円
  • 上位グレードのゲートシフト一色:2万円
  • ウッドコンビハンドル:2万円
  • 純正バンパー、ライト一色:5万円

といった形でバラ売りしてもらえました。上記は一例なので、実際には全部で合計20万円〜30万円になった記憶です。さらに、残った車体自体も丸々買い取ってもらったので、廃車をしてかなり得をしたことを覚えています。

事故車を高く売るためには相見積もりが必要

事故車(修復歴あり)だからと言って買い取ってもらえないようなことはありません。中古車市場には当たり前のように修復歴ありの車が売買されています。

しかし中古車市場での事故車と呼ばれる車体には、車の骨格部分にあたる部分の損傷もしくは修復がある車両と定められており、あなたが事故車と思っていても、それは中古車買取会社からすれば事故車ではないかもしれません。

まずは自分が売ろうと思っている車が本当に事故車に該当するのか、はたまた普通に修理歴のある車として通常販売できるのかを確認することも大事です。

中古車買取業車はお店によって、また会社によって買取価格がかなり変わるため何社にも相見積もりを取るのが大事です。さらに事故車については、事故車や廃車専門の業者がいるため、そのような買取店へ売却すれば思っている以上に高く売れるでしょう。

そこで、高く売りたいならインターネット上の一括買取査定サイトがおすすめ。一社一社連絡してコミュニケーションを取る必要もありませんし、フォームに情報を入力して送信しておけば自動的に何社も相見積もりを取ることができます。

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クルマカウンシル

自身が過去に車を10台以上乗り換えてきた経験をもとに、車を高く売却して安く購入するコツをご紹介しています。好きな車を無理なく購入して、カーライフが楽しめる情報を発信しています。

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