この記事でわかること
フリートとノンフリートの違い
契約する車の台数が9台以下の場合はノンフリート等級、10台以上の場合はフリート等級が適用される。ノンフリートは1台ごとの契約だが、ノンフリートは全台同時契約となるため保険を使用すると保険料が大きく上がる可能性がある。
保険等級が上がる、下がる仕組み
自動車保険は保険を使用せずに1年経過すると等級が上がる。最初は6等級からスタートし、等級が上がるにつれ保険料が割引される。逆に保険を使用して等級が下がると保険料の割引が受けられず、保険料が高くなる。
保険等級は引き継がれる
保険等級は日本損害保険協会によって管理されており、他社に契約を変更した場合でも等級情報は引き継がれる。保険を解約してから13ヶ月間は情報が保管されている。そのため、保険等級を隠して保険入れ替えをする事はできない。
自動車保険をお得にするための保険等級の扱い
保険会社を乗り換えたり車を買い替えた時には、保険等級を引き継いで契約する。家族間で保険の引き継ぎをすることによって、全体保険料を抑えることが可能。また、セカンドカー割引などの特約を使用することによって、安く保険に加入できる。
車を所有している方は必ず自動車保険(任意保険)に加入していることでしょう。様々な保険会社が自動車保険を提供しており、各社それぞれにメリット・デメリットがあります。保険に付帯しているサービスも各社それぞれであり、保険を選ぶ時にはしっかりと調べなければいけません。
しかし、どの保険に加入するとしても「等級」というものが存在します。等級というのはノンフリート等級別料率制度の略称であり、等級が高ければ高いほど自動車保険料が安くなる傾向にありあります。1等級〜20等級まで存在し、等級は保険料の割増/割引率を決めるための制度なのです。
この記事では、自動車保険のノンフリート等級別料率制度(保険等級)について詳しくご紹介します。
ノンフリートとは?
保険等級の正式名称「ノンフリート等級別料率制度」のノンフリートとは何でしょうか。実は保健等級にはノンフリートとフリートが存在し、保険契約者が所有または保有してる車の台数によって異なります。
契約者が所有もしくは使用する車の台数が9台以下のものをノンフリート契約、10台以上のものをフリート契約と呼びます。このフリートという言葉自体には「ものの集まり」という意味があり、車が複数であるためフリート契約、車の台数が少ないためノンフリート契約という名前になっています。
フリート契約になる10台以上の車の台数は一つの保険会社の保険契約だけではなく、複数の保険会社で自動車保険に加入している場合はその車の総台数で計算します。一般の方でフリート契約をする方は少ないでしょうが、法人の場合は契約者となる経営者が社内全部の車両に対して保険をかけなければいけないため、フリート契約で保険契約をする場合があります。
保険等級は契約者の公平性を保つためのもの
そもそも自動車保険に等級が存在するのは、保険契約している契約者間の保険負担を公平に保つためです。もし等級が下がると保険料支払いが多くなり損しているように感じますが、同じ保険会社に加入している契約者同士での公平性を保つために等級が存在します。
事故を起こした際の修理や賠償のタイミングで自動車保険を使用するでしょう。誰かが保険を使用するということは、保険会社に集まっている皆んなの保険料でその修理代金を負担することになります。
仮にあなたが年間50,000円の保険料を支払っていたとして、何も事故なく生活しており3年間保険料を支払続けたとします。しかし、もし不運にも事故を起こしてしまった場合、保険で対応することとなるでしょう。
車の修理費用が80万円だったとして、そのうちの50万円を車両保険で支払ったとします。50万円も保険で負担してもらえるのは嬉しいですね。しかし、あなたが3年間で払った保険料は15万円。15万円しか保険料を支払っていないのに、なぜ50万円も保険会社が負担してくれるのでしょう。その50万円はあなたが払った保険料ではなく、みんなが支払ってきた保険料の中から支払われているのです。
保険料の公平性を保つため
先ほどの例は、同じ保険に加入している契約者みんなが払った保険料から支払われています。あなたは3年間で15万円の保険料を支払いましたが、50万円の負担をしてもらっており得をしていますね。
しかし、逆だった場合はどうでしょう?あなたは保険料を支払っていながらずっと無事故だったとして、どこかの誰かが事故を起こした時にあなたが今まで支払ってきた保険料金が使われます。自分が支払ってきたお金が他人に使用されていると思うと、支払っている金額は変わらずともなんだか損した気分になりますね。
そこが等級という制度で公平に保たれています。修理や賠償などで自動車保険を使用した契約者は等級が下がり、それ以降の保険料金が上がります。今まで年間50,000円だった保険料が70,000円に上がったりするのです。保険を使用した場合、この等級変動は避けられません。
「保険を使用する=みんなが支払った保険料の中から負担してもらう」状態になった人は等級が下がり、そこから負担が増えていくということで公平性を保っているのが自動車保険です。
自動車保険の等級は6等級からスタート
自動車保険に初めて加入した場合、あなたの等級は6等級からスタートします。1から始まると思ってしまいがちですが、スタートは6等級です。(※契約によっては7等級から始まるケースもあります)
ノンフリート等級が上がる仕組み
1年契約の保険の場合、1年間保険を使用するような事故等なければ保険等級が7、8、9と上がっていき、最大で20等級まで上がっていきます。(一部の共済保険は22等級まで)等級が上がっていけばいくほど保険料の割引が適用されるため、無事故でいればいるほど保険料の割引特典を受けられるということです。
また、事故を起こしたりした場合に保険を使用しなければ等級が下がることはありません。何か修理の必要があっても保険を使わずに修理してしまえば、保険上は無事故扱いとなるため保険等級は通常通り1年に1等級上がります。
逆に、保険を使用して等級が下がる(1に近づく)と保険料が割増になります。他の人たちが保険積立したお金を使用した形になるため、その分保険料が上がってしまいます。等級が下がるときは必ず1等級ずつ下がるわけではありません。保険を使用して等級が何等級下がるかに関しては、どのような事故でどの程度の保険を使用したかによります。事故内容によっては3等級ダウンするようなものもあります。
自分の保険等級に関しては「自動車保険証券」に記載されているため、気になる方は確認してみると良いでしょう。デジタル保険証券の場合は各保険会社のホームページにログインしてマイページを見れば確認できるでしょう。
事故有係数の適用
事故を起こして保険を使用すると、等級が下がります。逆に1年間無事故で保険を使用しなければ、翌年からは保険等級が一つずつ上がっていきます。保険等級が上がれば割引を受けられるのですが、前回の契約(前年度の契約)で保険を使用している場合は事故有係数というものが適用されてしまいます。
事故有係数というのは、保険割引率が低くなるものです。本来であれば7等級で割引が受けられるはずですが、前年に事故で保険を使用してから等級が戻り7等級になったとしても、事故有係数が適用されているため割引率が悪くなってしまうのです。
事故有係数があると、同じ7等級でも保険を使用せずに7等級に上がった人より保険料が高くなってしまいます。
ものすごく単純な話ですが、事故を起こしやすい人は保険を使用する可能性が高いので保険料も高め。事故を起こさず保険を使用しない人は保険料が安めに調整される仕組みとなっているのです。
保険等級が下がる時の仕組み
1年間無事故で保険を使用しなければ、保険等級は6等級、7等級、8等級と上がっていきます。しかし、保険を使用して等級が下がるときは1つずつではありません。一気に3等級下がることも多々あります。
自動車保険の中では交通事故による等級ダウンが「3等級ダウン事故」「1等級ダウン事故」「ノーカウント事故」の3つに分類されています。これはどのような事故を起こしたかによって分類されるものです。
交通事故の種類 | 交通事故の内容 | 翌年の等級ダウン | 事故有係数適用期間 |
---|---|---|---|
3等級ダウン事故 | ・他人を死傷させた(対人賠償保険) ・他人の車や物を壊した(対物賠償保険) ・自分の車を壊した(車両保険) ・1等級ダウン事故、ノーカウント事故に該当しない事故 | 事故1件につき3等級ダウン | 3年 |
1等級ダウン事故 | ・盗難、落書き、飛び石などによる車の破損(車両保険) | 事故1件につき1等級ダウン | 1年 |
ノーカウント事故 | ・自分や家族の怪我(人身傷害保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険、その他の特約など) | 等級ダウン無し | 無し |
3等級ダウン事故というのは他人に怪我をさせたり、車をぶつけてしまったりというものが含まれるので、ほとんどの交通事故保険が3等級ダウン事故に当たりますね。注意なのが、自分の車を壊した時に使用する車両保険も3等級ダウンに含まれるということ。軽い気持ちで車両保険を使うと思わぬ高額な保険料になってしまう可能性もあります。
1等級ダウン事故は盗難、落書き、飛び石など、相手がおらず自分の車だけに影響するものです。被害者のいない交通事故が1等級ダウン事故に当たります。筆者も飛び石でフロントガラスが破損し、自動車保険で修理した経験があります。
ノーカウント事故は単独事故による怪我などですね。相手がおらず、さらに自分や家族のみに影響する場合にはノーカウント事故に該当します。
何でも気軽に保険を使わないように注意
1等級ダウン事故だと気軽に自動車保険を使ってしまいがちかもしれませんが、これは注意が必要です。免責事項を設定されている場合、自動車保険を使用しても自己負担金額がありますし、1年間は事故有係数で1等級ダウンとなるため保険料がかなり上がる可能性もあります。
保険を使った方が良いのか、保険を使わずに100%自己負担で修理した方が良いのかは修理してくれる車屋さん、保険代理店さんとちゃんと相談しましょう。
各等級の保険割引/割増率
等級ごとの保険料割引/割増率についての表が下記になります。
等級 | 無事故係数の割引/割増 | 事故有係数の割引/割増 |
---|---|---|
1等級 | 108%割増 | 108%割増 |
2等級 | 63%割増 | 63%割増 |
3等級 | 38%割増 | 38%割増 |
4等級 | 7%割増 | 7%割増 |
5等級 | 2%割増 | 2%割増 |
6等級 | 13%割引 | 13%割引 |
7等級 | 27%割引 | 14%割引 |
8等級 | 38%割引 | 15%割引 |
9等級 | 44%割引 | 18%割引 |
10等級 | 46%割引 | 19%割引 |
11等級 | 48%割引 | 20%割引 |
12等級 | 50%割引 | 22%割引 |
13等級 | 51%割引 | 24%割引 |
14等級 | 52%割引 | 25%割引 |
15等級 | 53%割引 | 28%割引 |
16等級 | 54%割引 | 32%割引 |
17等級 | 55%割引 | 44%割引 |
18等級 | 56%割引 | 46%割引 |
19等級 | 57%割引 | 50%割引 |
20等級 | 63%割引 | 51%割引 |
等級が5等級以下になった場合、無事故係数、事故有係数に関わらず保険料が割増となります。上の表の通りだとし場合、保険等級が1等級まで落ちてしまうと通常保険料の2倍の保険料ということ…。(事故有で1等級まで落ちた場合には保険の継続更新が出来なかったり、契約を断られることもあります)
上の表を見て分かる通り、同じ等級であっても無事故係数と事故有係数では割引率に大きな差があります。仮に10等級の契約者の例を考えてみましょう。
無事故係数で9等級から10等級に上がった契約者は、保険料に対して46%の割引が受けられます。しかし、何かしらで保険を利用して事故有係数で11等級から10等級へ等級が下がった契約者は19%の割引しか受けられません。同じ10等級でもこれだけ割引率に差が出てしまうんです。
となると、悪い考えが働く人は「保険を使って等級が5等級以下まで下がったら、別の保険会社で契約しなおせば良いんじゃない?」と考えるかもしれませんね。
保険等級は保険会社に管理されている
事故の修理等で保険を使用して、事故有係数で保険等級が下がり保険料が割増になってしまう人はたくさんいます。それ自体は何もおかしなことではないのですが、保険料の割増は痛いですよね。
となると、他の保険会社で再契約して6等級にリセットしたいと考える人もいるかもしれません。
しかし上手くはいきません。実は契約者の保険等級は日本損害保険協会を通して各保険会社でやり取りされています。つまり保険等級が下がったからといって、そのことを隠して他の保険会社に乗り換えることは出来ないのです。
契約者の保険等級は解約後の保険満期日から13ヶ月保管される
もし自動車保険を解約したとしても、その契約満了日から数えて13ヶ月間は契約情報が保管されています。つまり、13ヶ月間は等級に関する情報が次の保険会社に引き継がれるということです。
逆に14ヶ月経てば現在の保険契約情報は一旦削除され、次の保険契約は新規契約になります。新規契約になればまた6等級からスタートするため、等級が3等級など極端に下がってしまった人は一度解約し14ヶ月後に新規契約するのも等級を戻す一つの方法です。
しかし、その14ヶ月の間は任意保険に加入できないことになり、自分の車を保有して運転することはできないと思った方が良いでしょう。保険等級を6等級に戻したい場合の最後の手段と思ってもらった方が良いです。
中断証明書を発行すれば10年間は等級を保有できる
等級を気にするのは何も等級が下がってしまった人だけではありませんね。等級が上がって7等級以上になると保険料の割引を受けられるため、そういった人はなんとか等級を維持したいと考えるはず。
しかし、車に乗らなくなってしまった場合は自動車保険は不要になりますし、無駄に保険料を支払っていては本末転倒なので解約する方も多いはず。そういった時に保険を解約して放置していると満了日の14ヶ月後以降に今までの等級が消滅して、次に自動車保険を契約したときに新規契約で6等級スタートになってしまいます。
そんな時には自動車保険の中断証明書を発行してもらいましょう。転勤になって車に乗らなくなった、車を廃車にしたからパートナーの車を借りるだけになった、など理由は様々でしょうが、中断証明書を発行しておけば自動車保険を中断して10年間は等級を保有できます。
中断証明は保険等級が7等級以上の状態でしか発行できません。(6等級以下では意味がないので)また、以下の条件のいずれかに該当しなければ中断証明書は発行できません。
中断証明書を発行する条件
- 車を廃車、他人へ譲渡、リース業者へ返還手続きを完了している
- 車両が車検証の有効期限を迎えており、継続車検を受けていない
- 解約日までに抹消登録を完了している
筆者自身も20代の時に数年間だけ車に乗らない期間があり、解約したまま放置してしまったので等級がなくなってしまった経験があります…。中断証明書の手続きを進めていたんですが、廃車した後の抹消登録書を提出し忘れており、数年後に保険を契約した時は6等級からスタートでした。
そのため、しばらく車が不要になり自動車保険の解約を検討されている方は、中断証明書を発行しておきましょう。保険料の割引がある等級が消滅してしまうと勿体無いので、ちゃんと管理しなければいけません。
自動車保険をお得にするための保険等級
自動車保険料は車種や年式、走行距離など様々な要素によって決定されるものですが、年間数万円〜十万円を超えるような出費になるため出来る限り抑えたいところ。同じ車を乗り続けて保険料を抑えるためには、保険等級を上げていくしかありません。(厳密には他にも方法はありますが)
そのため、等級を守るためにも出来ることはしっかりと対処しておきましょう。
等級が引き継げる手続きを
自動車保険の等級は車が変わったり、契約者が変わったりしても引き継ぐことが出来ます。親が長年使っていた自動車保険を引き継いで、等級が高い状態の保険に加入することが可能ということです。
同居親族への引き継ぎが可能
子供が車を運転する年齢になると、自動車保険の加入が必要になりますね。仮に18歳から車に乗り出す場合、全年齢対応の保険に加入する必要があるため年齢が若いせいで保険料がグッと高くなります。さらに新規契約の場合は6等級からスタートなので保険の割引も受けられず、満額の保険料を支払わないといけないのでかなり高い保険料となってしまいますね。
しかし、そんな時には親が使っていた自動車保険を子供に引き継ぐことが出来ます。年齢による保険料アップは逃れられないものの、投球による割引が受けられるのです。仮に20等級の無事故係数であれば63%割引になるのでかなりお得。
子供に自動車保険を引き継いだ親は新規で保険に加入しなければいけません。しかし、年齢制限や運転者制限などを付けることによって、6等級スタートでも少し安い保険料からスタートすることが可能。
親は新規で保険に加入し、子供は等級の高い保険を引き継ぐような形にすれば、トータルで支払う保険料は安くなるでしょう。お子さんが車に乗るようになった時には、このような形で保険の引き継ぎをして等級を守り、保険料をちょっとでも削減できるようにしましょう。
ただ、引き継げるのは同居親族だけです。ここは注意しなければいけません。
自身の保険で等級を引き継ぐ
- 保険会社を乗り換える場合
- 車両を買い替えた場合
にも保険等級の引き継ぎが可能です。上でも述べたように、保険の契約情報は日本損害保険協会を通して管理されているため、保険会社を乗り換える時にも等級を引き継ぐことが可能です。
もちろん、車両を入れ替える場合にもそのままの等級を引き継ぐことが出来ます。自動車保険料は車種によっても異なるため、車両が変わると保険料も変わります。そのため、車両入れ替えをした時には保険屋さんに連絡して新しい車両に合わせた保険料を計算してもらわなければいけません。
保険契約期間の途中で車両を入れ替えた場合、一旦は満了期日までの差額を支払う必要があります。その後、保険の更新の際には新しい車両に対しての1年間分の保険料を支払います。
セカンドカー割引を適用する
自身の名義で複数台の車を所有する場合、2台目以降の車両はセカンドカーという扱いにして保険等級を上げることが出来ます。といってもノンフリート等級は車両1台に対して欠ける保険であるため、2台目のセカンドカーも新規契約には変わりありません。
セカンドカーの場合、セカンドカー割引を適用することによって通常は6等級からスタートするところを7等級から開始できます。1等級違うだけでも割引を受けられるので、多少はお得になるのです。
ただ、セカンドカー割引を適用するためには、1台目に所有している車両の自動車保険が11等級以上であることなどの条件が決められています。少しややこしいのですが、セカンドカー割引を適用できる条件を下に記します。
セカンドカー対象車両であること
1台目、2台目それぞれが以下のいずれかに該当しなければいけません。
自家用普通乗用車 | 自家用系四輪乗用車 | 直用普通貨物車(0.5t以下) | 自家用小型貨物車 |
自家用小型乗用車 | 自家用系四輪貨物車 | 自家用普通貨物車(0.5t〜2t以下) | 特種用途自動車 |
1台目の契約等級が11等級以上であること
上の条件を満たしながら、1台目に所有している自動車保険の等級が11等級以上である必要があります。
2台目の被保険者、所有者が1台目所有者の本人、もしくは同居家族であること
セカンドカー割引を適用するためには2台目の車の被保険者、所有者が1台目と同じく本人もしくはその親族でなければいけません。筆者も妻の車はセカンドカー扱いにしておりますが、どちらも私の名義で契約しております。
2台目の記名被保険者 |
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A. 1台目と同じ |
B. 1台目の記名被保険者の配偶者 |
C. A、Bと同居の家族 |
なおかつ
2台目の所有者 |
---|
A. 1台目と同じ |
B. 1台目の記名被保険者 |
C. 1台目の記名被保険者の配偶者 |
C. B、Cと同居の家族 |
というそれぞれの条件を満たしていなければセカンドカー割引を適用することはできません。なので、基本的には1台目を所有している本人が1台増車するか、その同居家族のために1台目の所有者が1台増車するかのパターンになります。
家族で一人一台車を所有する必要があるような地方では、このセカンドカー割引は積極的に使用するべきでしょう。
備えあれば憂いなし!でも保険は賢く使いましょう
万が一の事態があった時のために保険は大切です。特に自動車保険(任意保険)は車を運転される方は加入が必須と言っても過言ではない制度。ただ、自動車保険は火災保険などの保険制度とは違い、自動車保険には等級が存在します。
保険を使用すると等級が下がり、翌年からの保険料が割増になってしまいます。この割増に関しても1等級ダウン事故、3等級ダウン事故等の種類があり、さらに事故有係数が付くことによって気軽に保険を使ったことにより思いもよらない保険料に上がってしまう可能性もあるのです。
自動車保険を契約されている際、保険を使用するかどうかは担当の方とちゃんと話し合ってから使うようにしましょう。自動車修理を行なっている車屋さんからもアドバイスを受けられる可能性があるので、車屋さんと相談することも大切です。
万が一のための保険制度、せっかく保険料を支払うのであれば等級を守りながら割引制度を利用し、賢く使いましょう。